多摩丘陵フットパスを歩く小山田スピンオフ
2021.04.04
多摩丘陵フットパスを歩く小山田スピンオフ
[講師:みどりのゆび]
古い里山の生活の魅力とは? 今のうちに見ておこう
4月4日(日) 天気:晴 参加者:6名
「小山田緑地のコースよりこっちのほうが断然 いい!」 「小山田の本当のよさがわかる!」とい うのが参加後の皆さんの共通の感想でした。
昔ながらの広々とした里山、屋敷神の赤鳥居の ある大きな農家、小山田のお大尽、森家の長屋門、 それに普通見にはわからない里道から上がった尾 根からの眺望、裏側の雑木林から入る鶴見川源流、 風の丘公園から見渡せる小山田の里、新橋の長屋 門、鶴見川の上流と下流の合わさる山の端橋周辺 のニリンソウ群落。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938005-s.jpg)
ニリンソ群落(横山)
今回のコースは、前回歩いた小山田緑地駐車場 から始まる『多摩丘陵散策ガイドマップ1』の中 の 6「小山田」コースが結構長く、最後の部分が 残ってしまいました。そこで、再度、唐木田駅か らスタートしてその部分を歩き、さらに『まちだ フットパスガイドマップ』の 9「図師から小山田 桜台」コースを、小山田バス停から山の端バス停 まで歩き足したものです。
小田急線唐木田駅からスタートして10分、住宅 地を超え尾根環を渡り、小山田緑地からの下り口 を左に見ながら板金工場の向こう側、道路がちょ うど左にカーブしたところを右に入ります。そこ からは昔のままの小山田の里山が広がります。よ く手入れされた農家、畑、屋敷神の組み合わせが 多摩ならではの田園風景を感じさせます。
左手の暗い山の尾根道に入って、右に少し登っ ていくとお地蔵さまがあります。昔はここを左手 に入った畑の中に、雑木林に入るいい赤道があり ました。20年くらい前に5~6人で草刈り機や鎌で この道を再生して、道標まで雑木林の入口と出口 に立てたのですが、赤道の下が掘られてこの道は なくなっていました。この道があれば面白くもな い多摩市側の通りに出なくても山を越えられたし、 快適さが全く違ったのに残念でした。出口の道標 はまだ存在していました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938013-s.jpg)
出口の道標
同じマップで⑪のクヌギの大木のある分岐点か らの景観は、畑に下りる曲がった農道が美しく皆 で写真を撮りました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938021-s.jpg)
分岐点からの里山景観
正山寺の裏手を通り少し行くと、昔の落人部落 のような集落があり、その中で森さんの長屋門が ここの古くからの歴史を物語るようでした。20年 前は灰汁で拭いた素朴な門でしたが、来る度に立 派になっています。
鶴見川源流の泉に行くのに、小山田バス停から かなり往来の激しい舗装道路の脇を行くのですが、 本当は雑木林の中を行くもっといい道があるので す。マップの⑮の里道の入口は一見農家に入って いくように見えるのでついつい迷ってしまいます が、これが公道で、どんどん登っていくと道の両 側の畑傍に春には菜の花、秋には赤い曼殊沙華が 咲いてかなりの登りの疲れを癒してくれます。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938030-s.jpg)
里山の畑の景観
畑の頂上から雑木林に入ります。今は町田市が 整備しているらしく快適な山道になっていて、こ こから源流の泉に下りる意味がよくわかります。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938039-s.jpg)
鶴見川の源流
今回はお昼も神明神社の下にある「そば処山桜」 が開いていて、本格的な蕎麦と付近で採れるとい う山菜の天ぷらを堪能することができました。美 味しいお店なので電話をして確かめてから行くと いいと思います。
小山田一号遺跡も公園ですがいい道で、風の丘 公園まで登ると小山田の里が一望できるビューポ イントです。この辺からまた古い小山田の生活を 偲ぶ景観を楽しむことができます。ひっそりとま た素晴らしい長屋門があり、新橋のあたりで鶴見 川の上流と下流が合わさるという感じがわかりま す。残念ながら昭和時代を彷彿とさせる大泉寺の バス停はもう取り壊さていました。
まだまだ里山の生活のよさがが残る、一番いい 部分の小山田、お勧めです。見られなくなる前に。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938049-s.jpg)
今日ご参加のみなさまと
(文:神谷 由起子 写真:田邊)
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938058-s.jpg)
本日の歩いた経路
[講師:みどりのゆび]
古い里山の生活の魅力とは? 今のうちに見ておこう
4月4日(日) 天気:晴 参加者:6名
「小山田緑地のコースよりこっちのほうが断然 いい!」 「小山田の本当のよさがわかる!」とい うのが参加後の皆さんの共通の感想でした。
昔ながらの広々とした里山、屋敷神の赤鳥居の ある大きな農家、小山田のお大尽、森家の長屋門、 それに普通見にはわからない里道から上がった尾 根からの眺望、裏側の雑木林から入る鶴見川源流、 風の丘公園から見渡せる小山田の里、新橋の長屋 門、鶴見川の上流と下流の合わさる山の端橋周辺 のニリンソウ群落。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938005-s.jpg)
ニリンソ群落(横山)
今回のコースは、前回歩いた小山田緑地駐車場 から始まる『多摩丘陵散策ガイドマップ1』の中 の 6「小山田」コースが結構長く、最後の部分が 残ってしまいました。そこで、再度、唐木田駅か らスタートしてその部分を歩き、さらに『まちだ フットパスガイドマップ』の 9「図師から小山田 桜台」コースを、小山田バス停から山の端バス停 まで歩き足したものです。
小田急線唐木田駅からスタートして10分、住宅 地を超え尾根環を渡り、小山田緑地からの下り口 を左に見ながら板金工場の向こう側、道路がちょ うど左にカーブしたところを右に入ります。そこ からは昔のままの小山田の里山が広がります。よ く手入れされた農家、畑、屋敷神の組み合わせが 多摩ならではの田園風景を感じさせます。
左手の暗い山の尾根道に入って、右に少し登っ ていくとお地蔵さまがあります。昔はここを左手 に入った畑の中に、雑木林に入るいい赤道があり ました。20年くらい前に5~6人で草刈り機や鎌で この道を再生して、道標まで雑木林の入口と出口 に立てたのですが、赤道の下が掘られてこの道は なくなっていました。この道があれば面白くもな い多摩市側の通りに出なくても山を越えられたし、 快適さが全く違ったのに残念でした。出口の道標 はまだ存在していました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938013-s.jpg)
出口の道標
同じマップで⑪のクヌギの大木のある分岐点か らの景観は、畑に下りる曲がった農道が美しく皆 で写真を撮りました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938021-s.jpg)
分岐点からの里山景観
正山寺の裏手を通り少し行くと、昔の落人部落 のような集落があり、その中で森さんの長屋門が ここの古くからの歴史を物語るようでした。20年 前は灰汁で拭いた素朴な門でしたが、来る度に立 派になっています。
鶴見川源流の泉に行くのに、小山田バス停から かなり往来の激しい舗装道路の脇を行くのですが、 本当は雑木林の中を行くもっといい道があるので す。マップの⑮の里道の入口は一見農家に入って いくように見えるのでついつい迷ってしまいます が、これが公道で、どんどん登っていくと道の両 側の畑傍に春には菜の花、秋には赤い曼殊沙華が 咲いてかなりの登りの疲れを癒してくれます。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938030-s.jpg)
里山の畑の景観
畑の頂上から雑木林に入ります。今は町田市が 整備しているらしく快適な山道になっていて、こ こから源流の泉に下りる意味がよくわかります。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938039-s.jpg)
鶴見川の源流
今回はお昼も神明神社の下にある「そば処山桜」 が開いていて、本格的な蕎麦と付近で採れるとい う山菜の天ぷらを堪能することができました。美 味しいお店なので電話をして確かめてから行くと いいと思います。
小山田一号遺跡も公園ですがいい道で、風の丘 公園まで登ると小山田の里が一望できるビューポ イントです。この辺からまた古い小山田の生活を 偲ぶ景観を楽しむことができます。ひっそりとま た素晴らしい長屋門があり、新橋のあたりで鶴見 川の上流と下流が合わさるという感じがわかりま す。残念ながら昭和時代を彷彿とさせる大泉寺の バス停はもう取り壊さていました。
まだまだ里山の生活のよさがが残る、一番いい 部分の小山田、お勧めです。見られなくなる前に。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938049-s.jpg)
今日ご参加のみなさまと
(文:神谷 由起子 写真:田邊)
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938058-s.jpg)
本日の歩いた経路
多摩丘陵フットパス 小野路のサクラを見に行こう
2021.03.28
多摩丘陵フットパス 小野路のサクラを見に行こう
[講師:田邊 博仁]
里山に溶け込む サクラの盛りを堪能
3月28日(日) 天気:曇(一時小雨) 参加者:4名
毎年恒例、今年の「小野路の春の里山巡り」は、 サクラ開花が異常に早かったこともあり、予定よ り1週間早めて行われました。あいにくの天気予 報で、参加者は少なめでしたが、昼前後に一時小 雨に降られたものの、小野路のサクラを楽しむに は、そう差し支えなく、予想以上に充実した一日 となりました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938443-s.jpg)
花々に彩られた小野路「春の景観」
別所バス停に集合後、鎌倉街道東側の布田道を 上ると、斜面の畑には薄ピンクのコヒガンザクラ や黄色い菜の花が広がり、早くも春のワクワク感 いっぱい。山道を進む足取りも軽やか、参加者の 会話も弾みます。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938454-s.jpg)
斜面の畑に広がるコヒガンザクラ
小野路給水所を経て尾根道に出ると、小野路宿 方面の穏やかな眺望が広がります。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938464-s.jpg)
東光寺へ向かう尾根道から
ご本尊様は源範頼の守り本尊という、名刹「東 光寺」に着くと、墓苑全体がソメイヨシノで覆わ れ、思わず感嘆の声が漏れました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938475-s.jpg)
東光寺のサクラ、今まさに満開
いったん別所バス停に戻り、昼食後、鎌倉街道 西側の小野路宿方面へ。ムクロジの大木や恵泉女 学園実習農場等を経て、「一本杉公園」方面へ向 かいました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938485-s.jpg)
しっとりした空気感、春の里山
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938495-s.jpg)
タチツボスミレ
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938506-s.jpg)
一本杉公園近く、「桜のトンネル」
その後、里山交流館付近を経て、小野路城趾方面 へ向かいましたが、城趾に到着したところで、
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938515-s.jpg)
小野路城趾
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938526-s.jpg)
道祖神
急遽予定変更することに。この日の講師・田邊さ んの発案で、五反田谷戸の樹齢200年のヤマザク ラ、「畦桜」を見に行こう、ということになりま した。咲き具合はどうか、やや心配しながらの五反田谷戸までの道のりでしたが、山の斜面を下りて、目の前が開けた瞬間、ちょうど見頃の「畦桜」の勇壮な姿がありました。口々に「やったー」という声が上がりました。
東京都で唯一、「にほんの里100選」に選ばれている「小野路」。五反田谷戸の「畦桜」は、藤沢周平原作の映画「蝉しぐれ」に映し出されるシーンがあるそうです。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938535-s.jpg)
五反田谷戸の「畦桜」
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938543-s.jpg)
映画「蝉しぐれ」ロケ地にもなった景観
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938554-s.jpg)
太い幹は樹齢200年の重み
斜面を登ったり、下りたり、畦道を行ったり来 たり、各自が写真撮影に夢中になっていました。 五反田谷戸の美しい景観と「畦桜」の勇壮な姿、
1日の終わりにあまりの充実感、心が満たされて いくのが実感できました。全行程を終えて、鶴川 駅行バス停まで最後の車道歩きも苦にならず、満 足感いっぱいの1日を終えることができました。
(文と写真:宇佐美 均)
小野路のヤブザクラ
毎春、小野路のサクラ・ウォークをご案内して いますが、今年は、桜の開花時期が早まり、お見 せしたかったヤブザクラは,見ごろを過ぎ,散り始 めていました。逆に、なかなか満開の時に出合え ない五反田谷戸の老桜、ヤマザクラの「畔桜」は, 満開で、健在ぶりが確認できました。
ヤブザクラは桜の仲間で最も花が小さいマメザ クラとエドヒガンの推定自然雑種です。多摩丘陵 地域に限られ、小野路では、別所と小野路城址で も、見ることができます。低木で下向きに咲く可 愛らしい桜の花です。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938569-s.jpg)
ヤブザクラは子房の部分がぷっくりとふくらんでいる
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938577-s.jpg)
五反田の丘陵地のヤブザクラ
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938586-s.jpg)
小野路城址のヤブザクラ
(文と写真:田邊 博仁)
[講師:田邊 博仁]
里山に溶け込む サクラの盛りを堪能
3月28日(日) 天気:曇(一時小雨) 参加者:4名
毎年恒例、今年の「小野路の春の里山巡り」は、 サクラ開花が異常に早かったこともあり、予定よ り1週間早めて行われました。あいにくの天気予 報で、参加者は少なめでしたが、昼前後に一時小 雨に降られたものの、小野路のサクラを楽しむに は、そう差し支えなく、予想以上に充実した一日 となりました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938443-s.jpg)
花々に彩られた小野路「春の景観」
別所バス停に集合後、鎌倉街道東側の布田道を 上ると、斜面の畑には薄ピンクのコヒガンザクラ や黄色い菜の花が広がり、早くも春のワクワク感 いっぱい。山道を進む足取りも軽やか、参加者の 会話も弾みます。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938454-s.jpg)
斜面の畑に広がるコヒガンザクラ
小野路給水所を経て尾根道に出ると、小野路宿 方面の穏やかな眺望が広がります。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938464-s.jpg)
東光寺へ向かう尾根道から
ご本尊様は源範頼の守り本尊という、名刹「東 光寺」に着くと、墓苑全体がソメイヨシノで覆わ れ、思わず感嘆の声が漏れました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938475-s.jpg)
東光寺のサクラ、今まさに満開
いったん別所バス停に戻り、昼食後、鎌倉街道 西側の小野路宿方面へ。ムクロジの大木や恵泉女 学園実習農場等を経て、「一本杉公園」方面へ向 かいました。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938485-s.jpg)
しっとりした空気感、春の里山
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938495-s.jpg)
タチツボスミレ
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938506-s.jpg)
一本杉公園近く、「桜のトンネル」
その後、里山交流館付近を経て、小野路城趾方面 へ向かいましたが、城趾に到着したところで、
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938515-s.jpg)
小野路城趾
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938526-s.jpg)
道祖神
急遽予定変更することに。この日の講師・田邊さ んの発案で、五反田谷戸の樹齢200年のヤマザク ラ、「畦桜」を見に行こう、ということになりま した。咲き具合はどうか、やや心配しながらの五反田谷戸までの道のりでしたが、山の斜面を下りて、目の前が開けた瞬間、ちょうど見頃の「畦桜」の勇壮な姿がありました。口々に「やったー」という声が上がりました。
東京都で唯一、「にほんの里100選」に選ばれている「小野路」。五反田谷戸の「畦桜」は、藤沢周平原作の映画「蝉しぐれ」に映し出されるシーンがあるそうです。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938535-s.jpg)
五反田谷戸の「畦桜」
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938543-s.jpg)
映画「蝉しぐれ」ロケ地にもなった景観
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938554-s.jpg)
太い幹は樹齢200年の重み
斜面を登ったり、下りたり、畦道を行ったり来 たり、各自が写真撮影に夢中になっていました。 五反田谷戸の美しい景観と「畦桜」の勇壮な姿、
1日の終わりにあまりの充実感、心が満たされて いくのが実感できました。全行程を終えて、鶴川 駅行バス停まで最後の車道歩きも苦にならず、満 足感いっぱいの1日を終えることができました。
(文と写真:宇佐美 均)
小野路のヤブザクラ
毎春、小野路のサクラ・ウォークをご案内して いますが、今年は、桜の開花時期が早まり、お見 せしたかったヤブザクラは,見ごろを過ぎ,散り始 めていました。逆に、なかなか満開の時に出合え ない五反田谷戸の老桜、ヤマザクラの「畔桜」は, 満開で、健在ぶりが確認できました。
ヤブザクラは桜の仲間で最も花が小さいマメザ クラとエドヒガンの推定自然雑種です。多摩丘陵 地域に限られ、小野路では、別所と小野路城址で も、見ることができます。低木で下向きに咲く可 愛らしい桜の花です。
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938569-s.jpg)
ヤブザクラは子房の部分がぷっくりとふくらんでいる
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938577-s.jpg)
五反田の丘陵地のヤブザクラ
![](https://www.midorinoyubi-footpath.jp/cgi-bin/cafe/img/1628938586-s.jpg)
小野路城址のヤブザクラ
(文と写真:田邊 博仁)