•  フットパス活動の記録

新しいフットパスを作ろう 鶴川駅周辺
2021.11.21
新しいフットパスを作ろう
鶴川駅周辺
能ケ谷・金井・岡上
[講師:浅黄美彦・神谷 由紀子]


新旧の鶴川駅周辺・
秋の岡上とヌーヴォーワイン
11月 21 (日)天気:晴 参加者: 14 名

 駅前広場が移動し、新たに駅舎・自由通路ができる小田急線鶴川駅周辺は、工事が始まる直前で空き地が広がっている。そんな駅前を眺めつつ旧「香山園(かごやまえん)」へ。 2017 年に町田市が取得し、こちらも現在都市緑地として整備中でした。明治の書院造の建物(瑞香殿)と池泉回遊式庭園を活かした緑地として 2024 年 には完成するそうです。


旧「香山園」庭園と建物
こんな姿が2024 年には再び見ることができる

「香山園」の西側には神蔵家の分家家屋が点在する。縄文・弥生の能ケ谷遺跡跡であるとともに、中世からの集落の地でもあります。屋敷の背後にある竹林を抜け丘の上に出ると一族のお墓がある。そこからは、鶴見川沿いの岡上の丘陵地が見える。この駅前に鶴川の原風景ともいえる風景が残るのもここならではの魅力です。
 新しい鶴川駅は、駅の中から鶴見川や丘陵地の自然が感じられるような空間に生まれ変わるそうです。旧香山園の緑地と既存の旧白洲二郎・正子邸「武相荘」、「可喜庵」、「みんなの古民家」などの魅力的な場所が知られています。今回のフットパスでは、これに加え、「鶴川駅の現代建築」にスポットを当て、歩いてみました。

 能ケ谷の丘から坂を下り再び駅に戻り、最初の現代建築「アップル スタジオ フラッツ」 (2005 年竣工 設計 牛田英作 を見る。


緩やかに曲がる道沿いにある建物

 その近くには、「和光大学ポプリホール」。
 2012 年竣工のホールで図書館などがある公共施設(設計 仙田満 環境デザイン研究所)です。
 さらに線路沿いを少し歩くと電車からも見える名物建物 「トラスウォール ハウス」(設計 牛田英作 フィンドレイ) 1993 年竣工。“カタツムリの家”とも呼ばれ親しまれている。現在は東京 R 不動産の仲介により、住宅から播州織の「 tamakiniimi 」の店舗になり、不思議な内部空間を楽しむことができました。参加者のみなさん方の今日一番の興味ある建物であったようです。


「トラスウォールハウス」

 金井の「ゼロワンカフェ」で昼食。木倉川の崖沿いを坂を上り、緑に覆われた「金井代官屋敷跡明治の神蔵分家は市指定文化財 」を廻り、再び鶴見川沿いを歩き、線路を越えて川崎市の飛地・岡上へ向かいました。

 岡上の新興住宅地は、宅地開発関連法が制定する前の昭和 30 年代半ばの造成地のため、急斜面に家が並び、「壱番坂」から「十番坂」まで、細い坂道がある住宅地です。
 そんな住宅地にある「六番坂の家」(
2017 年竣工設計 杉浦伝宗)は、技術と愛情と惜しみない手間をかけて見事に再生した家でもあります。今日は、開催されていたオープンガーデン「季の庭」の原種シクラメンの講習会に参加、斜面を活用した秋バラと紅葉の庭園を見学させていただきました。


「六番坂の家」「季の庭」

 岡上の新興住宅地は、宅地開発関連法が制定する前の昭和 30 年代半ばの造成地のため、急斜面に家が並び、「壱番坂」から「十番坂」まで、細い道がある住宅地です。
 そんな住宅地にある「六番坂の家」(2017 年竣工設計 杉浦伝宗)は、技術と愛情と惜しみない手間をかけて見事に再生した家でもあります。今日は、開催されていたオープンガーデン「季の庭」の原種シクラメンの講習会に参加、斜面を活用した秋バラと紅葉の庭園を見学させていただきました。
 いよいよこの日のテーマ「岡上の蔵ワイン」をいただくために、岡上の旧家、山田邸へ向かいました。途中に旧家の跡地を集合住宅とした「 tetto」( 2015 年竣工 設計 salhaus )を眺め、緑に覆われた岡上の小路を歩きました。素敵な場所を繋ぐ小路の存在が鶴川駅周辺のフットパスコースの魅力を高めてくれるように思いました。
 歩き疲れたあとのヌーヴォーワイン、美味しくいただきました。


ワインで乾杯:ワインは自家栽培したブドウで醸造

(文と写真:浅黄美彦)

鶴川はテーマパーク!

56 年後に鶴川駅が東側と岡上側に広がり、商店街も増えて拡張するのをご存じですか?それに伴って今、鶴川と岡上が次第に繋がってきて駅の周りがとても面白くなっています!
 今回はその岡上側の魅力を探求しながら歩きました。
 岡上は、いまだ残る田園と昔道、乱開発による面白い家々と坂道、民度の高い町民と有名な建築家たちの創った家屋や店舗が顕著な非常に個性的な地域です。最近、カタツムリ型の民家を利用した「 tamaki niime 」のエスニックファッションの店や隠れ家的蔵ワインの「 Carna Esto 」、季節のいい時にオープンガーデンを開催する「季の庭」など洒落た拠点ができました。
 近い将来、この岡上と鶴川、そして玉川学園までの拠点をきちんと整備すれば鶴川周辺が半日から 1 日を楽しめる新しいテーマパークになると期待しています。新しいお店なども増えて住みよい地域になることでしょう。楽しみですね。
 SDGsの時代となり、今、町田市は市内に残る多くの緑を経済的な資源にしようとしています。といっても、昔のように開発をしたり、箱物を作ったりするというのではなく、町田市に広がる緑や自然を活かしてもっと楽しめるような企画を考案しています。その一つが鶴川です。岡上と鶴川の間にもっと一体感が生まれると思われます。
(文:神谷由紀子)

蔵ワイン:内部を醸造所とショップに改造
2021.11.21 00:00 | 固定リンク | フットパス